溶射材料で選ぶ

自溶性合金溶射材料

NCIが溶射できる材料は、セラミックばかりではありません。例えば、自溶性合金。1.5%以上のボロンとシリコンを含むニッケルもしくはコバルトをベースにした合金ですが、これらは溶射されたあとに約1100℃の雰囲気で再溶融されて合金層を造り、無気孔の皮膜となって母材に溶着します。耐摩耗性に優れていることが特長です。

材料名 主成分 皮膜特性
Ni基
自溶性合金
Ni-Cr-B-Si 耐摩耗及び耐食性に優れている。
約1,100℃での再溶融により合金層を形成し無気孔の皮膜となって素材に溶着される。
Co基
自溶性合金
Co-Ni-Cr-B-Si 耐摩耗及び耐食性に優れている。
約1,100℃での再溶融により合金層を形成し無気孔の皮膜となって素材に溶着される。マルテンサ イト系ステンレス鋼基材に使用する。
WC混合
自溶性合金
WC-Co-SFA 耐摩耗性に優れている。
上記自溶合金よりも摩耗の激しい用途に使用する。

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